スポーツ障害
こんなお悩みありませんか?
- 雑巾を絞ると肘が痛い
- ペットボトルの蓋を開けられない
- 重い物を掴んで持ち上げられない
- 肘の痛みで腕が曲げられない
- 投球するとき肘の内側または外側が痛い
症状について
肘の内側または外側の痛み
雑巾を絞るときやペットボトルの蓋を開けるとき、重い物を掴んで持ち上げるとき、野球などの投球時に、肘の内側または外側に痛みが走ります。
症状が起きる原因
◆テニス肘(上腕骨外側上顆炎)◆
腕の曲げ伸ばしや腕を捻る動きは、肘が関係しています。肘の痛みは、肘関節に繋がっている筋肉や靭帯などが炎症を起こすことによって起こります。
肘の外側の骨(外側上顆)には、各指先まで延びるいくつもの筋肉の集合部分が付いています。各指先まで延びるこれらの筋肉は、手首や指を手の甲側に反らすときに使われる筋肉です。指の曲げ伸ばし、手首を上下させる動き、腕を捻ったり曲げたり伸ばしたりする動き等を毎日繰り返していると、その部分の筋膜と骨膜が何度も擦れ合って炎症が起きます。これがテニス肘(上腕骨外側上顆炎)です。
バックハンドエルボーとも呼ばれ、テニスのバックハンドを打つ腕の動き、ラケットを使うときのような肘を伸ばし急に収縮させるような動きを、日頃から多くする方に起こりやすいスポーツ障害の一種です。スポーツ障害は使いすぎ症候群とも呼ばれ、スポーツをしていない人でも、同じ部位を繰り返し使い続けることで発症します。「フライパンを握って振る」、「長時間パソコンのマウス操作を続けている」、このような動作でも、長年毎日続けていれば、筋肉への負担が積み重なっていきます。スポーツをしている人よりも、主婦の方や、デスクワークを長年続けてきた50代過ぎの男性などが、テニス肘を患って来院されることが多いです。
◆ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)◆
肘の内側の骨(内側上顆)から手首に繋がっている筋肉は、手首を手のひら側に曲げるときに使われる筋肉です。手首を上下させる動き、腕を捻ったり曲げたり伸ばしたりする動き等を毎日繰り返していると、筋膜と骨膜が何度も擦れ合って炎症が起きます。これがゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)です。
テニス肘と同様、スポーツ障害(別名:使いすぎ症候群)の一種ですが、ゴルフなどの運動をしていない人でも、日常の手首や腕の使い過ぎによって発症します。テニス肘より発症率は低いですが、初期段階で痛みが少ない分いつの間にか悪化しているということがあるので注意が必要です。
◆野球肘◆
野球肘とは、過度な投球の繰り返しなどによって引き起こされた肘の怪我の総称です。野球肘には、たくさんの種類があります。痛む部位が、肘の内側か外側かで大別され、さらに損傷している箇所が、軟骨・靭帯・筋肉・腱のどれかによって、正式な病名も違います。
小中学生の成長期に多い怪我ですが、肘を酷使し続けることで、大人も発症します。肘の靭帯が炎症を起こしたり、成長期の未熟な軟骨が損傷したり、痛みを引き起こす原因は様々です。
スポーツ障害(テニス肘・ゴルフ肘・野球肘)を放っておくと、どうなるか?
原因となる動作を続けている限り痛みは治まらない
テニス肘・ゴルフ肘・野球肘のいずれも、酷使が原因なので、原因となる動作を続けている限り、痛みは治まりません。痛みを我慢して症状を放置すると、最悪の場合剥離骨折に至ります。筋肉が引っ張り過ぎて骨を剥がしてしまうのです。
また、炎症を起こす物質(ヒスタミン等)が溜まり過ぎると、関節の破壊が起きます。そのまま放置していると、やがて変形性関節症になり、肘が曲がらなかったり、真っ直ぐ伸びなくなったりする可能性もあります。
野球肘は、重度の場合、手術が必要になります。
スポーツ障害の主な部位と種類
首 | むち打ち症等 |
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肩 | 野球肩、リトルリーガーショルダー等 |
肘 | 野球肘、テニス肘等 |
腰 | 腰椎分離症・すべり症、梨状筋症候群等 |
膝 | ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝、オスグッド・シュラッター病、タナ障害、腸脛靭帯炎、分裂膝蓋骨等 |
脚 | シンスプリント、アキレス腱炎等 |
足 | 足底筋膜炎、踵骨骨端症等 |
スポーツ障害事例集
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野球
- 野球肩
- 野球肘
- 投球障害
- シンスプリント
- 腰痛
- ヘルニア
- 分離症
- すべり症
- インピンジメント
-
バレーボール
- ジャンパー膝
- 足首の捻挫
- シンスプリント
- 足底筋膜炎
- 指の骨折
- 指の脱臼
- 肉離れ
- 打撲
- インピンジメント
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バスケットボール
- ジャンパー膝
- 足首の捻挫
- シンスプリント
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- 足底筋膜炎
- 肉離れ
- 打撲
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ソフトボール
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- 分離症
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サッカー
- 足首の捻挫
- 半月板損傷
- 靭帯損傷
- 打撲
- 肉離れ
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ラグビー
- 骨折
- 肩の脱臼
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剣道
- 肩の障害
- 腰の障害
- 膝の障害
当院の治療方法
日常生活を送りながら完治を目指します
炎症や損傷の起きている部分を使い続けている限り、痛みが治まることはありません。安静にすることが一番です。しかし、テニス肘とゴルフ肘は、痛みの原因となる動作が、日常生活に起因しているケースがほとんどですので、まったく指や腕を使わずに安静に過ごすことは不可能です。当院では、以下のような治療で、日常生活を送りながら、完治を目指します。
●炎症が起きている患部への特殊電圧治療(ハイボルテージ治療)
●筋肉が硬くなっているので、患部周辺の痛みのない部分を指圧でほぐします。
●外側上顆炎用のバンド(エルボーサポーター)の正しい使い方を説明し、日常生活で負担がかからないような生活指導とアドバイスを行います。
●手首や腕の筋肉の柔軟性向上のため、ストレッチ指導を行います。
●準備運動とクールダウンのストレッチを指導いたします。