巻き肩


こんなお悩みはありませんか?
肩こり
代表的なものの一つで巻き肩になると肩部の筋肉が引き伸ばされ血流が滞ってしまい筋肉そのものの柔軟性が欠如し結果的に筋肉が固くなってしまいます
頭痛
肩周りの筋肉が固まること内部や付近の血管が柔軟性を失い心臓からの血流が届きづらくなり頭痛に繋がります
姿勢不良
肩関節が前側に巻いてしまうことでアライメント(解剖学的な骨格のプロポーション)不良となり猫背の助長に繋がってしまいます
可動域
前側に巻いてしまうことで肩甲上腕リズムがしっかり活用できず動きに支障がでます
肩甲骨部の痛み
肩甲骨部の筋肉が引き伸ばされることで血流不足になり疲労が回復しづらくなり痛みへ繋がりやすくなります
巻き肩について知っておくべきこと
巻き肩がもたらす見た目と身体の変化について
巻き肩になると、見た目の変化だけでなく、身体にもさまざまな自覚症状が現れてきます。外見上は、姿勢のアライメント(骨格の整列)の乱れによって肩が前方に出っ張り、肩甲骨周辺の筋肉がうまく使われないことで、前のめりの姿勢が助長され、次第に前傾姿勢が定着していきます。
重心が前方に移動することで、身体にかかる負担が増え、特に背中や腰への負担が大きくなり、痛みや不調を引き起こしやすくなります。つまり、巻き肩は見た目だけでなく、全身のバランスや機能に影響を及ぼし、姿勢の乱れからさまざまな身体的不調へとつながることが多いのです。
こうしたリスクを避けるためにも、日頃から姿勢を意識し、運動習慣を身につけることが大切です。さらに、必要に応じて専門施設での定期的なメンテナンスを受けることで、巻き肩の予防・軽減に大きな効果が期待できます。
症状の現れ方は?
巻き肩の進行と症状の変化について
巻き肩は姿勢の変化によって起こるため、症状の進行は基本的に緩やかです。初期の段階では、見た目として肩が前方に巻いてきたり、背中がやや丸まってくることが見受けられます。また、感覚的には肩こりを感じる頻度が増えてくるのが特徴です。
進行すると、肩こりが慢性化・悪化し、個人差はありますが頭痛を伴う方もいます。さらに巻き肩がひどくなると、背中が丸くなることで筋肉が常に引き伸ばされ、肩甲骨周辺の痛みや肩の痛みとして現れることがあります。
見た目の変化だけでなく、機能面でも影響が出てきます。特に、肩関節の可動域が肩甲骨の姿勢不良によって著しく低下し、腕が上がりにくくなったり、背中に手を回して掻くといった動作が困難になることもあります。
その他の原因は?
巻き肩になりやすい原因について
巻き肩になりやすい原因のひとつに、「同じ姿勢を長時間続けること」が挙げられます。特に、デスクワークでパソコン作業が中心の方や、スマートフォンなどで下を向く時間が長い方、あるいは立ち仕事で姿勢が崩れやすい警備員の方などに多く見られます。
共通するのは、肩甲骨が外側に開きやすい姿勢を取っている点です。肩関節(肩甲上腕関節)は、上腕(腕の骨)と肩甲骨の連動によって構成されています。この関節の機能において、肩甲骨の位置と動きは非常に重要です。肩甲骨が正しい位置にないと、腕の動きにも制限が生じます。
そのため、肩甲骨が外側に開いた状態が続くと、自然と肩が前方へ引っ張られ、巻き肩の状態が定着してしまうのです。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩を放置すると起こるさまざまな症状
肩関節は非常に複雑な構造を持ち、多くの筋肉や血管が集まる部位です。そのため、巻き肩の状態を放置すると、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。
代表的なものとしては、肩こりの悪化が挙げられます。巻き肩により肩周辺の筋肉が緊張し、柔軟性が失われることで、その周囲を通る血管が圧迫され、血流が悪くなります。これにより、肩こりだけでなく頭痛を引き起こすケースも少なくありません。
さらに、巻き肩では肩甲骨が外側に開き、肩が前方へと引き出される姿勢になります。この状態が続くと、肩甲骨周囲の筋肉が引き伸ばされ、硬く固定されてしまいます。血流の低下による痛みに加えて、猫背やストレートネックといった他の姿勢不良も併発するリスクがあります。
当院の施術方法について
巻き肩に対する当院の施術方法
当院では、巻き肩に対してさまざまなアプローチを組み合わせ、効果的な施術を行っています。症状や筋肉の状態に応じて、「肩甲骨はがし」「上半身ストレッチ」「上半身矯正」などを取り入れてまいります。
●肩甲骨はがし
肩甲骨まわりの筋肉に直接アプローチすることで、硬くなってしまった筋肉をほぐし、肩甲骨の可動域を広げます。肩甲骨は多くの筋肉に支えられているため、それらを緩めることで肩の緊張を軽減し、巻き肩の原因となる筋肉の硬さを改善していきます。
●上半身ストレッチ
大胸筋や上腕二頭筋など、肩や腕、胸部の前面にある筋肉に対してストレッチを行います。これらの筋肉は巻き肩を引き起こす要因となりやすく、前方に引っ張られることで姿勢の崩れを助長します。ストレッチによって筋肉を柔らかく保つことで、正しい姿勢を維持しやすくなります。
●上半身矯正
筋肉だけでなく骨格にもアプローチを行い、肩甲骨の位置を本来の正しい位置に整えていきます。筋肉を緩めたうえで矯正を加えることで、外側に開いてしまった肩甲骨を元の位置に戻し、巻き肩の根本的な改善を目指します。
軽減していく上でのポイント
巻き肩は全身の不調につながるため、根本的な改善が大切です
巻き肩は、肩関節や肩甲骨、さらには胸部の筋肉などが関与しており、さまざまな不調を引き起こしやすい状態です。また、巻き肩を放置することで猫背やストレートネックなど、他の姿勢不良も併発しやすくなります。
そのため、巻き肩はしっかりと時間をかけて改善していくことがとても重要です。肩や肩甲骨まわりは可動域が広い分、関与する筋肉も多く、それぞれにアプローチしていく必要があります。すべての筋肉や骨格バランスを整えるためには、どうしても一定の期間が必要になることが想定されます。
焦らず、少しずつ着実に整えていくことで、筋肉の緊張による痛みや頭痛などの症状はもちろん、骨格の歪みも改善され、全身のプロポーションも整っていきます。
一緒に頑張って、巻き肩の根本改善を目指していきましょう!