悩みタイトル

起き上がりや、立ち上がりの時に痛みが出る
歩き始める動作の時に股関節あたりに違和感を感じることがある
お尻や太もも、膝など下肢に痛みや重だるさを感じることがある
日常生活動作に障害をきたす場合がある

股関節への負担により、関節軟骨が摩擦を受け、軟骨が摩耗して痛みが生じることがあります。この摩擦によって軟骨が減少し、関節内での円滑な動きが制限されることがあります。また、関節の骨が変形することで痛みが増幅され、関節の可動域が制約されることもあります。

変形性股関節症に対する当院の考え

温熱療法と運動療法が変形性股関節症の施術の基本となります。

温熱療法では、遠赤外線を用いて股関節の血行を促進し、筋肉の緊張をほぐして痛みを和らげることができます。特に慢性的な症状の方に効果が期待できるとされています。
しかし、急性の強い痛みがある場合は、炎症を起こしている可能性も考えられるため、最初はアイシングが必要です。

運動療法としてはストレッチがお勧めです。
当院では、特に筋膜ストレッチが効果を期待できると考えています。
筋膜ストレッチを通じて股関節周りや足周り、腰周りの筋肉を緩め、柔軟性を高めることができ、下肢の可動域が向上します。また、下半身矯正を行うことで骨格の歪みも矯正でき、筋肉の緊張を軽減することが可能です。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

変形性股関節症を放置すると、以下のような様々な身体的問題が生じる可能性があります。

・脚の付け根が伸びたり、膝の向きが外に向く
・筋力が落ちてくる
→お尻や太ももが細くなり、左右の脚の長さ変わることがあります。

・股関節の軟骨が磨り減る
→放置したままで進行すると、歩けなくなったり、人工関節・骨切り術が必要になる恐れがあります。

・もともと股関節に異常があると、関節軟骨がすり減りやすい
→日本では『寛骨臼形成不全』が原因となっているとよく言われています。

・激しい痛みによって歩行が困難になる
・靴下の着脱といった日常生活にも支障がでることがある
・関節ロックや、捻髪音が鳴る
・股関節の可動域が狭くなる
→歩行能力に悪影響を及ぼし、足を引きずってしまう可能性があります。

・雨天時の関節痛の増大

変形性股関節症は進行性の疾患であり、放置すると症状が悪化し、生活の質に大きな影響を与える可能性が高いです。
症状が進行する前に、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

変形性股関節症の軽減方法

まず、股関節周りの筋肉や筋力、痛み、可動域などを詳しく検査し、患者様の状態を把握します。
また、歩行状態や日常生活での動作、趣味やスポーツの動作も評価し、それぞれの個別の目標に合わせたリハビリテーションプランを立てていきます。

リハビリの内容として、関節の動きを広げるための運動、筋力を向上させるためのトレーニング、座位や立位でのバランスを鍛える練習、日常生活やスポーツ動作のトレーニングを行います。さらに、セルフストレッチの指導も行い、自宅でできる大腿四頭筋、大殿筋、中殿筋、ハムストリングなどの股関節や腰、足周りのストレッチ方法を教えます。

生活習慣においても股関節への負担を減らすことが大切です。
例えば、洋式の生活を心がけることや、かかとに弾力性のある靴を選ぶことなども効果があります。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

変形性股関節症の軽減に向けて、当院では以下の施術メニューを提供しています。

1.遠赤外線:
遠赤外線を用いた温熱療法は、股関節周囲の血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことで痛みを和らげます。特に慢性の痛みに対して効果が期待されています。
ただし、急性な痛みがある場合は、炎症を悪化させないよう注意が必要です。

2.筋膜ストレッチ:
筋膜ストレッチは股関節周囲の筋肉を緩めて股関節の位置を矯正し、可動域を広げることができます。筋肉の柔軟性を高め、可動域を向上させることで痛みを軽減できます。

矯正施術(下半身矯正):
骨格の歪みを取り除く矯正施術は、全身の筋肉の緊張を解放し、これまであまり使用されていなかった筋肉を活性化させ痛みを軽減します。日常生活、仕事、趣味などの活動中の痛みも軽減されます。また、骨格の歪みを正すことで可動域も向上します。

その施術を受けるとどう楽になるのか

温熱療法を施すことで血液の循環が促進され、筋肉がほぐれて痛みが軽減されます。筋肉をほぐすことで、身体が楽に動かせるようになり、特に慢性的な痛みに対して効果が期待されています。

また、ストレッチを行うことで股関節周りの筋肉が緩み、柔軟性が向上します。これにより、股関節周りの可動域が広がり、歩行や日常生活が楽になります。

さらに、下半身矯正を受けることで身体の歪みが矯正され、全身の筋肉の緊張が緩和されます。日常生活や仕事中の痛みが軽減され、左右の足の長さの違いや姿勢を正しくする効果も期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

痛みが強い場合、週に3~4回の施術が必要です。
骨格は2~3日で元に戻ることがあるため、週に3~4回の矯正をお勧めします。

また、柔軟性を身につけるためには、毎日のストレッチが重要です。柔軟性を身につけることで、関節の可動域が向上し、日常生活が楽になります。
温熱療法もできれば毎日行いましょう。整骨院に行けない場合でも、お風呂に浸かって温めることができます。

継続的なケアが痛みの軽減に繋がりますので、積極的に取り組んでください。