鍼灸
鍼灸とは?
鍼灸とは、痛みや不調の原因となる部分(ツボ)に鍼(はり)や灸を用い刺激を与えることで、病気の改善や予防を目指す施術法のことです。
鍼灸はさまざまな状態の改善に役立ちます。
病気になる前の身体情報をもとに病気の予防や治療を行うことを『未病治』と呼びますが、WHO(世界保健機関)も注目し、研究が進められました。そして近年、科学的根拠を持つ手段として注目されるようになりました。
人間には、本来持つ自然治癒力や免疫力を高める作用があり、副作用が少ないことから赤ちゃんから高齢者、アスリートや妊婦さんまでと幅広く施術していただけます。
小児鍼の治療は、生後40日目から施術をおこなうことができます。ローラー鍼と呼ばれる、鍼がない器具を使用しますので刺すことはありません。かんのむしや、夜泣き、夜尿症(おねしょ)に対しても状態を改善することができます。
鍼灸師は、国家資格である「はり師」「きゅう師」の資格を取得していないと施術をおこなうことができません。
当院の鍼灸施術者は全員国家資格である「はり師」「きゅう師」の資格所持者ですので、安心してご来院くださいませ。
鍼とは?
鍼(はり)は、直径0.12~0.18㎜程度のとても細いステンレス製の鍼を使い、注射針の太さと比較しても0.7㎜~0.9㎜と鍼は注射針の約3分の1の細さです。
そして、注射針は皮膚や血管を突き破るため、先端がナイフのようにカットされていますが、鍼灸の鍼は筋繊維の間をかき分けて入るように、先端が丸みを帯びています。ですから、鍼を刺す際の痛みはほぼありません。
灸とは?
灸とは、鍼と同じツボを刺激することで痛みの緩和を目指す施術法です。皮膚の上にもぐさを置き、火をつけます。
もぐさの原料はヨモギの葉っぱの裏にある繊維が使われており、もぐさの大きさや硬さによって熱さを変化させ痛みの状態に合わせます。熱が伝わることでツボが刺激され、身体を芯から温めます。
当院の鍼灸施術
ところで鍼灸施術と聞くと、皆さんはどんなことを想像するでしょうか。
「痛そうだな」「ちょっと怖いな」「血は出ないのかな?」など少しネガティブなイメージが強いかもしれません。
当院の鍼灸施術はそのイメージには全く当てはまりません!!
固くなってしまった筋肉だけに針を刺入し施術しますので、必要以上に多くの針を刺すことがなく最小限の刺激で施術をすることが可能です。
もし、違和感を感じたとしても担当の先生におっしゃっていただければ、施術を途中で中断することも可能です。
「痛みや針の刺激感が強い方が早く改善する」ということはありません!「痛そうだな」「ちょっと怖いな」と感じるよう施術は極力避けておりますので、ご安心くださいね。