胸椎
痛みが胸に出る場合と、背中の真ん中や肩甲骨周辺に出る場合があります。放置しておくと、痛みは次第に大きくなり、心肺機能の低下につながったり、膀胱障害にもつながることもあります。
胸椎の原因は?
胸椎とは、腰椎と頚椎の間にある12個の骨から形成されています。少し湾曲し、12対の助骨と連続し、胸椎はほとんど動きません。
その椎体の後方部を通る脊髄神経は、体幹(お腹側、背中側)へ行く神経で、その近くを通る自律神経のうちの交感神経が出る場所でもあります。
胸椎の歪みがあると、内臓機能に影響がでることになります。
これは、体性内臓反射と呼ばれて、内臓の異変が身体の構造にあらわれるという現象が見られます。脊椎には、後頭部から腰の下あたりまで、長く続く筋肉が付着しており、首の痛みが背中や腰まで影響したり、腰の症状が背中や首にまで影響するようなこともよくあります。
1.胸椎椎間関節症
胸や背中に痛みがある。胸を押すと痛い、胸にチクチクした痛みありませんか?
肩甲骨のあたりが特別に凝っている、肩甲骨あたりが痛い。これらは、助間神経痛といった胸椎椎間関節症からくる状態です。
2.助間神経痛(ろっかんしんけいつう)
背中や脇が急に痛み出したり、体を捻った際に痛みが出ます。
胸椎すべての関節に助骨がつながっており、その助骨の間を通る助間神経が痛む状態を言います。
助間神経は背中や脇の下、胸の感覚を支配しているため、外傷や病気、不自然な姿勢やストレスにより刺激され、痛みやしびれが出ます。
3.助骨筋損傷
交通事故や、衝突などで胸を強打した場合など、激しい咳の連続により助骨を痛める外傷が原因で、体を捻っただけで胸の痛みが起きることもあります。大概は放置されるため、5日経過すると痛みが大きくなってきます。
呼吸すると、助骨が動き、あらゆる動作で運動を強いられるため、筋肉の腫れが徐々に増加していきます。
痛みは上半身の左右どちらかの片側に起こることが多く、深呼吸や咳、姿勢の変化などで強くなります。
慢性化することが多いので、早期対処が必要です。
4.側弯症
背骨が捻れたり、歪んだりして背骨が曲がった状態になることです。
子どもの頃によく見られる脊柱変形の総称です。
左右の肩の高さが違い、肩甲骨の突出や腰の高さが非対称、胸郭の変形や助骨や腰部分の隆起など変形が表れます。
胸椎に対するアプローチ方法
問診と姿勢診断を行い、ゆがみを矯正し正常な位置へ
問診と姿勢検査を行い、背骨や骨盤のゆがみを検査します。患者様1人1人の身体の状態に合わせた矯正を施し、胸椎の原因に直接アプローチします。施術をするたびに身体のバランスが整い、楽に正しい姿勢が保てるようになります。それと共に、胸椎となる原因が解消されます。
ハイボルテージ
ハイボルテージとは、昨今プロスポーツ選手やオリンピック選手が使用し注目されている特殊な電気機器です。深層部にある組織にまで到達させ、消炎・鎮痛を行いながら軽減させる画期的な治療法です。その他、血行を促進し、可動域の解消へと導きます。施術時間が短時間でも十分な効果が発揮されるため、忙しい合間にも気軽に通院していただけます。その他、電気のピリピリ感が少なく、電気施術が苦手な方にも安心して施術を受けていただけます。
鍼灸施術
辛い痛みの緩和には、鍼灸が効果的です。血流が悪くなり、筋肉が硬直することで引き起った胸椎に鍼や灸でアプローチします。鍼施術は、手技では届かない深部の組織に直接届き血流を良くし、筋肉の硬直を改善します。灸施術は、胸椎に適したツボを熱で刺激し、自然治癒力や免疫力を高めます。血液循環が良好になることで、痛みも和らぎ痛みが改善されます。
正しい姿勢を保ち、再発しない身体へ
インナーマッスル(深層筋)をトレーニングすることで、内側から背骨と骨盤を正しい位置で支えられるように調整します。その結果、胸椎を改善させるだけではなく、再発しない身体作りをし、痛みの根源を解消していきます。そして、お身体の循環が良くなることで、免疫力がアップします。当院では、状態に合ったセルフケアを指導し、予防にも力を注いでいます。
・身体の不調の原因は?
・普通の生活でどういうことに気を付けたらいいのか?
など、あなたにとって最善の方法は何なのか、親身にお伝えしています。
当院で大切にしていることは、しっかりとカウンセリングをしてから施術に入ることです。普段の生活の中で無意識に行っているクセは、痛みの原因となる部分に負担をかけています。1人1人に合った施術を提案し、納得していただいたうえで施術を行います。
辛い胸椎、あきらめないでください。私達と一緒に、お悩みを解消していきましょう。