整骨院はどのような時に行くのか、実は知らないという方はいらっしゃいませんか?
整骨院とは、『柔道整復師』という国家資格を持った施術者が、手技療法や物理療法などを行ってくれる施設です。
整骨院に行くと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、整骨院に行く頻度や期間はどのくらいが適切なのでしょうか?
この記事では、整骨院に行く目的や効果、注意点などを詳しく解説します!
整骨院に行くときに知っておきたいことをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
整骨院に行く目的とは?
整骨院に行く目的は、主に以下の3つに分けられます。
①急性期の外傷や骨折・脱臼の応急処置
整骨院では、スポーツや交通事故などでの捻挫、打撲、肉離れ、骨折や脱臼などの急性期の外傷の応急処置が行われます。
施術方法としては、『整復法(関節や骨格の位置を正常に戻す)』、『固定法(テーピングやサポーターなどを用いて安定させる)』、『物理療法(温熱療法や電気刺激などを用いて炎症や浮腫を抑える)』などがあります。
ただし、骨折や脱臼の場合には医師の同意が必要であり、重度の症状には整形外科での受診が必要です。
②慢性的な肩こりや腰痛などの軽減
デスクワークや家事などでの慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる場合、整骨院では『手技療法(筋肉や関節のほぐしや動かし)』、『運動療法(ストレッチや筋力トレーニング)』、『鍼灸(鍼やお灸を用いた刺激による気血の流れの調整)』などの施術が行われます。
これらの施術は保険適用されるのは限られており、慢性的な肩こりや腰痛の施術は自費となる場合があります。
しかし、薬に頼らず自然治癒力を高めることが期待できるメリットがあります。
また、身体のバランスや姿勢を整えることで、症状の再発を防ぐことが期待できます。
③体のバランスや姿勢の矯正
下半身の歪み(O脚やX脚など)や上半身の歪み(猫背や反り腰など)に悩んでいる場合、整骨院では『整復法(関節や骨格の位置を正常に戻す)』、『運動療法(ストレッチや筋力トレーニング)』、『矯正器具(インソールやコルセットなど)』などの施術が行われます。
これらの施術は保険適用されるのは限られており、体のバランスや姿勢の矯正は自費となる場合があります。
しかし、見た目だけでなく、内臓機能や代謝などにも影響する歪みを整えることで、健康的な身体作りにつながります。
また、歪みが原因で起こる肩こりや腰痛なども予防することが期待できます。
整骨院へはどのくらいのペースで通うべき?
整骨院に通う頻度と期間は、個人の状態や進行具合によって異なりますが、一般的な目安としては、次のような目安があります。
・急性期の外傷や骨折・脱臼の応急処置
状態によりますが、一般的には週2~3回、1~2ヶ月ほどの期間での通院をおすすめします。
急性期の施術としては、痛みや腫れの緩和、関節や骨の正常な位置への戻しを目指します。
・慢性的な肩こりや腰痛などの軽減
症状の程度や個人の回復スピードによりますが、一般的には週1~2回、2~3ヶ月ほどの期間をおすすめします。
施術を通じて筋肉のほぐしや血流改善、姿勢の調整などを行い、症状の緩和を目指します。
・体のバランスや姿勢の矯正
一般的な目安としては週1回の通院を考え、3~6ヶ月ほどの期間をおすすめします。
身体の歪みや姿勢の問題にアプローチするために、整復法や運動療法、矯正器具の使用などが行われます。
ただし、これらは一般的な目安であり、症状や進行具合によって異なる場合があります。
整骨院の施術者と相談しながら、自身の状態に適した頻度と期間を決めることが重要です。
また、施術外でも日常生活での姿勢や運動の改善を心掛けていただくことで、施術の効果を高めることが期待できます。
整骨院に行く際の注意点は?
整骨院へ行く際は、次のような点にご注意ください!
①予約制かどうか確認する
一部の整骨院は予約制であり、事前に予約をする必要があります。
通院前に電話やウェブサイトで予約方法や受付時間を確認しましょう。
当グループ院では、お電話・ホームページ・公式LINE(一部店舗を除く)などでご予約を承っております!
②必要な書類を持っていく
健康保険証や医師の同意書、過去の検査結果や診断書など、必要な書類がある場合は整骨院に持参しましょう。
③症状や目的を伝える
施術前のカウンセリングでは、施術者にご自身の症状や目的をお伝えください。
これにより、より適切な施術プランを立てることができます。
④痛みや不快感の伝え方: 施術中に痛みや不快感を感じた場合は、すぐに施術者に伝えましょう。施術者は適切な調整を行ってくれるはずです。
自宅でのケア方法を聞く: 施術後には、自宅でのケア方法やストレッチなどのアドバイスを受けることがあります。しっかりと指示を聞き、自身でもケアを行いましょう。
施術費用や通院期間の確認: 通院前に施術費用や自己負担割合、通院期間について確認しましょう。また、治療計画や効果に関しても理解しておくことが重要です。
整骨院に通う必要がなくなった場合や他の施設に変えたい場合には、以下のような方法があります。
腰痛を患った場合の選び方は?
・痛みが強く、脚に痺れや排尿障害などの症状がある場合は、整形外科を受診することが適切です。
神経の圧迫や疾患の可能性があるため、早めの検査や診断が重要です。
・痛みはあるが軽度で、脚に痺れや排尿障害などの症状がない場合は、整骨院を受診することも考慮できます。
筋肉や関節の問題が原因となっていることが多く、手技療法や物理療法によって軽減される可能性があります。
・病院で検査を受けたが異常がなく、原因不明の腰痛の場合は、整体院に行ってみることも一つの方法です。
身体のバランスや姿勢を整えることで腰痛の軽減に繋がることが期待できます。
整骨院と整形外科の違い、それぞれの施術内容や特徴をご紹介いたしました。
ですが、個々の症状やニーズに合わせて最適な施設を選ぶことが重要ですので、ご不安な点がありましたらお気軽にご相談ください!