悩みタイトル

手足が冷たく、温めてもなかなか温まらない状態がある。
あかぎれやしびれ、しもやけなどの症状がある。
関節痛や頭痛、腰痛、肩こりなどの不調がある。
ほてりや、のぼせるような感覚があり、冷えのぼせの状態がある。
気温が高い日でも汗をかきにくく、体が冷たく感じることがある。
低血圧で寝起きが悪く、疲れが取れにくい、だるさが続く、生理痛や生理不順、月経前症候群、不眠、便秘やお腹の張りなどの不調がある。

これらの項目に3つ以上当てはまる場合は、注意が必要とされています。血行不良が関係し、さまざまな体の不調が引き起こされることがあります。
また、血流不良によって現れる症状には、肩こりや冷え性、むくみ、眼精疲労、肌トラブルなどがあり、その要因として、運動不足や水分不足、偏った食生活、ストレス、睡眠不足、長時間同じ姿勢で過ごすことなどが挙げられます。

血流改善に対する当院の考え

血流が悪くなる原因としては、以下のような点が挙げられます。

「生活習慣の乱れ」
運動不足や睡眠不足、喫煙、過度な飲酒、ストレスが多い生活などが影響することがあります。

「食生活」
糖質や脂質の摂りすぎ、加工食品の過剰な摂取、水分不足などが関係することがあります。

「体の状態」
筋肉のポンプ機能の低下(特にふくらはぎ)、血管の収縮、自律神経の乱れなどが影響することがあります。

「姿勢・服装」
長時間同じ姿勢で過ごすことや、体を締め付ける服装などが要因となることがあります。

また、血流が悪くなることで現れる症状は多岐にわたります。肩こりは老廃物の蓄積が関係するとされ、冷え性やむくみは血行不良が影響することがあります。そのほか、眼精疲労や肌トラブル、肌の乾燥は細胞への栄養不足が関係すると考えられています。さらに、頭痛や集中力の低下、疲れやすさ、疲れが取れにくい状態、免疫機能の低下による風邪をひきやすさなども挙げられます。

血液は、酸素や栄養、体温を体内へ運ぶ役割を担っています。
冷え性でお悩みの方にとって、血流は大切な要素です。体の中では、熱をつくる「熱産生」と、熱を外へ逃がす「熱放散」のバランスによって体温が調節されています。寒い環境にいると、体を温めるために熱産生が活発になりますが、血液は内臓を優先的に温めようとして体の中心部に集まりやすくなります。その結果、末端である手足の血管が収縮し、血流が滞りやすくなることがあります。

血流改善を放っておくとどうなるのか

血流の状態をそのままにしておくと、上記に挙げた肩こりや冷え、むくみ、疲労感などが慢性化しやすくなります。さらに、自律神経の乱れによって不眠や頭痛が現れることがあります。場合によっては、心血管疾患(脳梗塞や心筋梗塞など)や血栓症のリスクが高まる可能性があり、注意が必要とされています。
酸素や栄養が十分に行き渡らず、老廃物が体内に蓄積されることで、全身にさまざまな影響が及び、免疫機能や運動機能の低下につながることもあります。

また、血流が悪くなると、細胞に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、その一方で老廃物が蓄積されやすくなります。これが疲労感や痛みの要因となり、自律神経のバランスが乱れ、さらに血流が滞りやすくなるという悪循環に陥ることがあります。
加えて、運動不足による筋肉のポンプ機能の低下や体温の低下も、血行不良を助長する要因と考えられています。

体温が1度下がると、免疫機能が低下するといわれています。体温の目安は、以下のとおりです。

36.5度:健康的な体温とされる状態です。
36.0度:体が震えることで熱を生み出そうとする状態です。
35.5度:この状態が日常的に続くと、自律神経の乱れやアレルギー症状が現れることがあります。
35.0度:体の働きが低下し、細胞の活動が活発になりやすい状態といわれています。
34.5度:生命維持に影響が出る可能性がある体温とされています。
30.0度:意識障害が起こる可能性がある体温といわれています。

血流改善の方法

血流を良くするためには、以下のような点に取り組むことが大切です。

「食事・水分補給」
青魚や玉ねぎ、とうがらし(カプサイシン)、生姜(ジンゲロール)、胡椒(ピペリン)、納豆(ナットウキナーゼ)、緑茶(ポリフェノール)、ココアなどを食事に取り入れることがすすめられています。あわせて、水分もしっかりと摂取しましょう。また、お酒やたばこは控えめにすることが望ましいとされています。

「適度な運動」
ウォーキングなど、無理なく続けられる運動から始めることが大切です。
ストレッチは、デスクワーク中でも行いやすく、肩や腕、足を伸ばすことで血流の促進が期待されます。

「体を温める」
入浴は、40度以下のぬるめのお湯に10~15分ほど浸かることが目安とされています。
また、マフラーなどで首を温めると、首には太い血管が通っているため、血流の促進が期待されます。

そのほか、体を締め付けない服装を心がけることや、十分な睡眠をとるなど、生活習慣の見直しも重要です。

これらを継続することで、血液の循環が促され、身体の不調の軽減につながる可能性があります。
継続期間の目安としては、血液が生まれ変わるまでに約4か月かかるといわれているため、4か月ほど続けることで体調の変化を感じやすくなる場合があります。

血流改善に効果的な当院の施術メニューは?

血流の状態に配慮したアプローチメニューがございます。
当院では、IFMC(集積機能性ミネラル結晶体)クリームを使用した施術を行っています。施術を行うことで、血中の一酸化窒素が増えることが示唆されており、その結果として血行の促進が期待されています。

一酸化窒素(NO)により、以下のような働きが期待されています。

1.血管を拡張する働き
2.血流が増える働き
3.血管の柔軟性を保つ働き
4.神経の伝達を円滑にする働き
5.抗酸化作用が期待される働き(エイジングケアの観点)

また、鍼灸施術も取り入れています。ツボへの刺激によって血管が広がりやすくなったり、筋肉の緊張が和らいだりすることで、血流の促進が期待されます。
これらの施術はいずれも薬を使用せず、身体が本来持っている力を引き出すことを目的としたアプローチです。

その施術を受けるとどう楽になるのか

血流が悪くなると、細胞に必要な酸素や栄養が十分に届かず、その代わりに老廃物が体内に蓄積されやすくなります。これが疲労感や痛みの要因となり、自律神経のバランスが乱れることで、さらに血流が滞りやすくなるという悪循環に陥ることがあります。
また、運動不足などによって筋肉のポンプ機能が低下したり、体温が低下したりすることも、血行不良につながる要因と考えられています。

このような状態に対して、IFMC(集積機能性ミネラル結晶体)クリームを使用した施術を行うことで、血中の一酸化窒素が増えることが示唆されており、血管が拡張し、血流が増加することで血行の促進が期待されます。
血行が促されることで、痛みや疲労に関係する物質が排出されやすくなり、痛みの軽減や疲れが取れやすくなる可能性があります。

また、鍼灸施術では、鍼による刺激によって体内の血管拡張に関与する物質が増えるとされ、血流が良くなることが期待されます。凝り固まった筋肉へ直接アプローチすることで、血流を妨げている筋緊張が和らぎ、筋肉のポンプ作用が働きやすくなります。
さらに、鍼による微細な刺激が身体に刺激として伝わり、その反応として血液が集まりやすくなることで、身体が本来持つ回復力が引き出され、血流の促進が期待されます。

血流改善するために必要な施術頻度は?

血流に関する施術の通院頻度は、目安として週に2回程度としていますが、状態が特に悪い場合には、毎日通院していただくことも可能です。
継続期間については、血液が生まれ変わり、体調の変化を実感しやすくなるまでに約3か月ほどかかるといわれています。さらに、状態を安定させ、定着を目指すためには、6か月から12か月程度の施術を継続することで、変化を感じやすくなる場合があります。

また、血流に配慮したアプローチでは、ご自宅でもケアが行える血流サポートグッズをお渡ししています。日常的にケアを続けていただくことが大切です。
ただし、体質には個人差があるため、体の状態に変化が現れるまでに時間がかかることもあります。そのため、一人ひとりの状態に合わせた施術内容や通院頻度をご提案しています。どうぞお気軽にご相談のうえ、ご来院くださいませ。