悩みタイトル

手足の冷感
冷えの多くは末梢の血流低下が関係していると考えられています。手足には毛細血管と呼ばれる非常に細い血管が張り巡らされており、血液が送られています。しかし、ストレスなどによる自律神経の乱れによって交感神経が優位になると血管が収縮します。その結果、十分な血液が末梢まで行き渡りにくくなり、さらに冷気の影響を受けやすくなることで、手足の冷えにつながる場合があります。

頭痛
頭痛が起こる要因の一つとして、筋肉の緊張による血流低下が挙げられます。首や肩の筋肉が硬くなることで周囲の血管が圧迫され、脳へ向かう血流が弱くなる場合があります。その結果、老廃物がたまりやすくなり、頭痛が生じることがあります。また、血管の圧迫により側頭筋や後頭下筋の筋緊張が強くなり、緊張型頭痛につながることもあります。

足が攣りやすい
足が攣りやすくなる要因の一つとして、血流の低下が考えられます。血液は酸素やビタミン、カルシウムなどの栄養素を運んでいますが、血流が低下すると、それらが足の筋肉に届きにくくなります。酸素が不足した状態になることで筋肉が正常に働きにくくなり、異常収縮が起こりやすくなります。その結果、「つる」といった症状につながる場合があります。

肩こり
血流が低下すると、首や肩周辺の筋肉に十分な血液が届きにくくなります。そのため、筋肉が緊張した状態になりやすくなります。酸素が不足した状態が続くと、乳酸や疲労物質とされるブラジキニンなどが筋肉に蓄積しやすくなります。これにより痛みが生じ、肩こりとして感じられることがあります。

むくみ
むくみの要因として、筋肉の緊張や冷え、血流低下が関係している場合があります。むくみは、足に余分な水分がたまっている状態を指します。血流が低下すると、その水分を足から体の中心である心臓へ押し戻す働きが弱くなります。さらに重力の影響も加わることで、水分が下半身にたまりやすくなり、むくみとして現れることがあります。

血流改善に対する当院の考え

当院では、血流の状態を整えることが、さまざまな不調の根本にアプローチするうえで非常に重要な要素であると考えています。血液は、酸素や栄養、ホルモン、免疫細胞を全身へ届ける役割を担い、同時に不要となった老廃物を回収しています。こうした循環が滞ることで、肩こりや腰痛、頭痛、冷え、むくみ、疲労感、睡眠の質の低下など、さまざまな症状が現れやすくなると考えられています。そのため当院では、痛みや違和感が出ている部位だけに着目するのではなく、全身の血行状態を整えることを施術の中心に据えています。

血流が低下する背景には、姿勢の乱れや筋肉の緊張、運動不足、自律神経の乱れ、ストレス、冷えなど、複数の要因が重なっている場合が多く見られます。そこで当院では、末梢への血流の回復を促し、筋肉の柔軟性を取り戻し、身体の位置関係を整え、自律神経のバランスに配慮した施術を組み合わせることで、身体が本来持っている循環力を高めることに重点を置いています。特に、ふくらはぎや肩甲骨周囲は血液を心臓へ押し戻す働きがあるとされているため、重点的にケアを行うことで、冷えやむくみ、こりなどの症状が軽減されることが期待されます。

一時的に血行状態を整えることだけを目的とするのではなく、痛みの再発を防ぎ、疲れが取れやすく、日常生活の質が高まりやすい身体づくりを目標としています。

血流改善を放っておくとどうなるのか

血流の巡りが悪い状態を放置すると、身体は徐々に「疲れやすく、回復しにくい状態」へと傾いていきます。血液は、酸素や栄養を全身へ運び、不要となった老廃物を回収する重要な役割を担っています。そのため、巡りが低下した状態が長期間続くことで、筋肉へ十分な酸素が行き届きにくくなり、肩こりや腰痛、頭痛などの不調が慢性化しやすくなる傾向があります。

さらに、血流の低下は身体を冷やしやすくします。冷えによって血管が収縮することで、循環がさらに低下しやすくなり、悪循環が生じることがあります。その結果、むくみが取れにくくなったり、夜間に足がつりやすくなったり、疲労の回復に時間を要する場合も少なくありません。

また、血流不足は自律神経の働きにも影響を及ぼし、睡眠の質の低下や倦怠感、ストレスの増加につながることがあります。こうした状態を放置することで、身体が血行不良の状態に慣れてしまい、症状の軽減が期待できるまでに時間がかかる場合もあります。早い段階で血流の状態を整えることで、痛みや不調による悪循環の軽減が期待され、健康を支える土台を守ることにつながります。

血流改善の方法

当院の血流に対する施術は、上半身と下半身に分けて行っております。
その際に使用するのが、IFMCクリームという血流の巡りを促すことが期待できるクリームです。こちらは、温泉由来のミネラル結晶体を加工した製品を身につけることで、血管から一酸化窒素(NO)が放出されやすくなり、血管が拡張しやすくなることで血行を促すことが期待されます。主に、疲労回復、筋肉のこりの軽減、冷えに対するケア、保湿などが期待されます。

IFMCクリームを使用してマッサージを行うことで、硬くなった筋肉をやさしくほぐし、血流やリンパの循環の軽減が期待されます。その結果、老廃物が流れやすくなり、代謝が整いやすくなることで、筋肉の疲労回復や機能の軽減が期待されます。また、マッサージによる皮膚への感覚刺激は、副交感神経に働きかけ、リラックスしやすい状態へ導くことが期待されます。

このように、まずはIFMCクリームを使用し、末梢の血流の巡りを整えることを目的として、ふくらはぎや腕へのマッサージを行います。その後、姿勢のバランスを調整し、最後に全身の血流の軽減が期待できるよう、筋肉のストレッチを行います。このように全身を総合的にケアすることで、当院では血流の巡りを整える施術を行っております。

血流改善に効果的な当院の施術メニューは?

当院で血流に対して効果が期待できる施術メニューとして、骨格矯正、筋膜ストレッチ、血流に対する施術、足の極みの四つが挙げられます。
血流の巡りを整えるためには、まず全身の姿勢を整えることが大切です。猫背やストレートネックの状態になると、首や肩周辺の筋肉が緊張しやすくなります。その結果、血管が圧迫され、血行不良につながりやすくなります。

また、血流の巡りを整えるうえで特に重要となるのが、ふくらはぎへのアプローチです。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれており、全身の血液循環に関わる部位とされています。そのため、下半身の筋肉の緊張を和らげる目的として、筋膜ストレッチをおすすめしています。

加えて、当院では血流の巡りに特化した施術メニューとして、血流に対する施術および足の極みをご用意しています。血流の巡りを整えることが期待できるクリームを使用し、ふくらはぎから下半身全体に対して施術を行うことで、血流の巡りを整えることを目的としています。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院の施術メニューである骨格矯正、筋膜ストレッチ、IFMCクリームを使用した施術を行うことで、「むくみ」「冷え性」「疲労」「疲れやすさ」といった症状にお悩みの方に対し、軽減が期待できます。

施術を受けることにより、筋肉に溜まった老廃物が流れやすくなります。その結果、肩こりや腰の張りなどの慢性的な痛みが和らぎやすくなります。また、血行が促されることで冷えの軽減が期待でき、手足が温まりやすくなります。血液とともに水分の流れも整いやすくなるため、足のむくみも軽減が期待でき、軽く感じられるようになります。さらに、酸素が身体全体に行き渡りやすくなることで、疲労回復が促され、疲れにくい状態につながることが期待できます。

IFMCクリームを使用した施術を受けられた患者様からは、一回の施術で「むくみの軽減」「冷えの軽減」「足の疲れがスッキリした」といったお声をいただいております。

最近、むくみや手足の冷え、疲労、つりやすさなどの症状があり、ご自身でマッサージやケアを行ってみたものの軽減が感じられないというお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度IFMCクリームを用いた施術を受けてみてください。

血流改善するために必要な施術頻度は?

血流の軽減を目的とした施術頻度については、一回の施術でも変化を実感していただける場合があります。しかし、身体のメカニズムとして、現状で楽な状態へ戻ろうとする働きがあるため、時間の経過とともに元の状態に戻りやすい傾向があります。また、日々の仕事などによるデスクワークが続くことで、徐々に筋肉がこわばり、血流の低下を招きやすくなります。

血流低下を防ぎ、症状の軽減を目指す初期段階では、週に一〜二回の頻度で、できるだけ間隔を空けずに集中的に通院することが望ましいです。症状が緩和し、状態が安定してきた場合には、二週間に一回、または月に一回と、徐々に通院間隔を空けていきます。再発予防のためのメンテナンスとしては、月に一回程度の通院が適していると考えられます。